2019年01月15日

髪のダメージについてのお話し☆

髪のダメージについてのお話し☆
今回は「髪のダメージ」についてお話しようと思います。

ダメージにもさまざまな原因があり、気がつかないうちに少しずつダメージしたり普段のケア方法そのものが、実のところの原因だったりと案外知らない部分かもしれません。

「健康な髪、美しい髪へと変化させたい」と願う気持ちは誰にだってあるはず。
そのための参考になればと思いましたので「基本となる考え方」をまとめてみました。

ーダメージの組み合わせー
まずはサロンで行うパーマやカラーリングでのダメージとの関係です。
カラーリングでは黒髪(この場合、地毛本来の黒さ)ほど健康的で、明るくカラーリングをするほどにダメージは大きくなります。
パーマも「ハードな」かかり方を目指すほどダメージが大きくなります。
ストレートパーマは高温のアイロン作業が加わるのと、基本的にはやや強めの薬剤を使用するためダメージが大きめのメニューと言えます。

そしてカラーリングとパーマなどの組み合わせなどもダメージをともない「明るめのカラー+ハードなパーマ」ほどダメージは大きくなります。

サロンで使用される薬剤は毎年格段の進化をし、10年前とは比べものにならないほど毛髪にやさしい配合になっていますが、上記の理論は基本の考え方の土台として覚えていただけるとありがたいです。

ーサロンとしての取り組みー
では、それらの薬剤メニューがそもそものダメージの原因だよね・・・と考えたとします。

サロンでの薬剤メニューのほとんどは、薬剤の有効成分を毛髪内部に浸透させて反応(作用)させたいので、通常4~6枚の層で髪を保護する「キューティクル」を、薬剤のアルカリの力で開かせます。
明るくするカラーリングや黒髪用のパーマ、黒髪用のストレートパーマは同じ原理でキューティクルを開かせます。
したがってすべての工程が終わったあとは、アルカリの除去やPH中和作業をしてあげたいです。
※もしアルカリが残ったままで終わると、帰宅後もキューティクルが開いたままとなり自然中和するまでの期間、毛髪内部の栄養や水分が外へ流出していきます。
そういったダメージの予防を行うのは美容室の責任ですので、ほとんどのサロンでは最大限のそういった予防作業をするようにしていると思います。

ー家庭でのダメージー
次はそれらのダメージに近いことがご家庭でも起こっているかも!というお話をします。
キューティクル、じつは「髪が水に濡れただけ」でも開きます。
そして髪が濡れた状態で目の細かいブラシでいきなり行う無理なブラッシングや、高温のアイロン・コテなどでキューティクルが損傷したりしても栄養分が流出する「通り穴」となってしまうのです。

くりかえしになりますが、キューティクルが開いたままでいることや、損傷して栄養が流出するというダメージ現象はおそらくほとんどの「髪のダメージ」に共通していると思います。

ーキューティクル損傷や栄養分の流出の原因となりそうなものー

・紫外線をあびる=キューティクルを含めたたんぱく質の変性ダメージ&メラニンを攻撃(茶色くなるなど)

・濡れたままでいること=キューティクルが開いたままでいるので、それぞれが擦れあっての損傷

・アイロンやコテ、ドライヤーなどの高温熱=過度の熱でのキューティクル剥離&髪の炭化現象。
※180℃以上の10秒間で髪は炭化します
※ドライヤーの送風口は100℃以上あります

・シャンプーの成分による=洗浄力の主成分に石油系界面活性剤を使用していて、それが髪質に対して過度な場合。(たんぱく質の変性、キューティクルの損傷)

ーまとめー

家庭でできるケア方法

・ブラッシングのはじめは目の粗いブラシで毛先から順に行い、濡れたままでいないこと☆

・シャンプーの洗浄成分で髪のコンディションがかなり変化します☆(アミノ酸系界面活性剤やベタイン系、PPT系などがおすすめ)

・栄養補給はシャンプー後のトリートメントをていねいに☆(時間をおいたり、揉みこんだり)コンディショナーよりトリートメントで☆

・1日ごとにサラサラにしたかったり、外部ダメージからガードしたいならば洗い流さないトリートメント(内部系ミルクや外部系オイルなど)

・サロンのトリートメントメニューは家庭用トリートメントよりも強力な効果をもたせたものと理解していただいて大丈夫です☆

以上、簡単に解説しようと思いましたが長文となってしまいました。
これら以外にもダメージ要因はあったりしますが、基本的に抑えておくべき事をまとめてみましたので、疑問点や理解しにくい部分は調べてみたり美容師に質問してみたりしてください!

ここまでの内容が理解できて、改善点が普段の習慣としてマスターできたら次のステップ(より深いダメージケアや自身に合ったベストなケア方法の研究)です☆

ぜひ☆今よりも良くなる髪質へのヘアケア習慣の参考になりますように!


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Posted by まる at 17:42│Comments(0)美容
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