2020年10月04日
店舗拡張工事をしました。のお話し☆
コロナという未知のウイルスのおかげで、これまで"良し"としていた事やそれぞれが思う常識などが極端に言うと180度の変化を余儀なくされたように思います。
ここ美容室でも最善の対策をもってしても感染リスクをゼロにすることは難しいし、もしここでクラスターなど発生したらと考えると恐怖でしかありません。
しかしそれはそれとして、仮に自分がお客様の立場だったらば…と、ここ数ヶ月考えていたことをまずは店舗の改装(拡張)という形で工事が完了しました。
幸いに資金に関しては、コロナ関連の融資を受けた分を充てることにし、当面は増額となった家賃や高熱費の分の赤字をどう乗り越えていくか考えながら必死に頑張ろうと思います。
(しかし、そもそもその融資資金は休業などの不測事態のためだったので良かったのかどうか…)
話は戻り、自分がどこかの美容室などに行った場面を考えた時、そこがとても技術も接客も良くて評判のお店だったとしても座席はいつも満席で待ち合いスペースにも何人ものお客様が待っている状況だとしたら内心ソワソワしちゃうかもなと思いました。
そもそも美容室は長時間滞在しますし、美容師自身が日に何人ものお客様と濃厚に接触する場ですので、お客様目線から考えると美容室を利用することそのものが勇気のいる事かもしれないと思います。
ミルトンとして(おもに僕個人の考え)、1年後も10年後もこれまで通り、ご予約の際にそういった心配の少ないサロン作りをすることが重要だろうという結論でした。
なので、2つの繋がった広い空間を用意することで作業スペースを"あちらとこちら"で分散して空間を広々と活用することにしました。
まずはこれで、脱毛専用スペース設置とカットなどの作業スペースの分離が完了です。
工事には1カ月の期間、コツコツとペンキの塗装を僕が行い、ポイントで職人さんに造作や電気、床の工事をお願いしました。
期日に間に合わせるため朝の3時に僕1人で塗装した日もありました。
軽いギックリ腰にもなりましたが、それもあとあと良い思い出です。
店舗の拡張を報告すると、ほとんどのお客様からは"すごいじゃん!、やったね!"というような大変ありがたいお声をいただきます。
たしかにそうなのかもかもしれませんが、僕の感覚としては全然すごい事ではなく、むしろ今後大丈夫かな?という不安のほうが大きいです。
(もちろんワクワクした気持ちもありますが)
ミルトンのような小さなサロンでは密接、密集、密閉の3密になりやすく、その事が後々最大のネックになる事は間違いない事だと思いました。
(何より僕が1番そこを気にしてストレスでした)。
これからもさらにしっかり気を引き締めて目の前のやるべき事に全力で頑張りたいと思います。